新型インフルエンザと9月の連休

実は連休に奈良旅行を計画してるんだけど。
既に新幹線・近鉄の指定席券も予約して宿も手配済みなんだけど。

数日前に国立感染症研究所 感染症情報センターから出てる更新情報レポートhttp://idsc.nih.go.jp/disease/swine_influenza/2009idsc/09idsc12.htmlによると都道府県別の定点あたり報告数で、奈良県が沖縄に次いで二番目になってるみたいなんだよね。
沖縄県(20.36)、奈良県(1.85)、大阪府(1.80)、東京都(1.68)、長崎県(1.50)、長野県(1.44)、三重県(0.99)、茨城県(0.91)、兵庫県(0.91)。
沖縄はともかく奈良県の数字は流行初期程度に見えるし、この程度ならさほど神経質になる事もないと思うんだけど。東京と大差もないし。
でも来月の事まではわからないなー、と思ってぐぐってみたら。
「科学ニュースあらかると」さんのところhttp://www.mypress.jp/v2_writers/beep/story/?story_id=1845324に日本国内の報告数(厚生労働省確認分)が載っていた。

感染者が倍増するという事は1人から2人でも、1万人から2万人でもあり得ます。

眺めてると確かに二週間で倍増してるみたいに見える。
EXELで取り込んでグラフにしてみると、これがきれいなグラフ。*1

対数グラフに直してえいやっと外挿してみると*2、なんか9月の下旬には累計10万人を突破する勢いなんですね。

上記レポートでは

最新のデータである、第32週1週間におけるインフルエンザの報告数は、4,630例で、これは統計学的な推計によると、この1週間に全国で約60,000例(95%信頼区間40,000-80,000)の患者が発生していると推定される。

なんて書いてあるんで、報告数の十数倍の患者数とすると上の外挿結果から考えられる9月下旬の患者数は100万の大台ってことになる。

で、ニュースぐぐったら、これが
入院38万人、重症化4万人 発症はピーク時1日76万人

厚生労働省は28日、今回の新型インフルエンザによる国内の患者数は年内に約2500万人、人口の20%に達するとの推計罹患率に基づく「流行シナリオ」を発表した。

過去5年間の季節性の流行状況などから、今回は患者の出始めから終息までに19週間かかると設定。本格的な流行入りは8月中旬(2週目)で、患者発生のピークは9週目の9月下旬から10月上旬と考えられる。

両親も老齢なんでこれが最後の家族旅行かと思って企画してたんだけども。
父が透析は受けてないとはいえ腎疾患持ちなんで、断固としてキャンセルだな、これ。

しかし今シーズンの流行が幸いにも低めに抑えられたら、来シーズンのピークはもっときつくなるだろうなぁ。もちろん、ワクチンとか医療機関の体制とか考えれば流行の速度をいかに低く抑えるかが最も重要なわけだけれども。

*1:さすが処女地を得たウィルスの感染速度は絵に描いたみたいにきれいですねぇ。氷河期に新世界に渡った人類もこんな感じで増えたんだろうなぁ…という連想はちょっと不謹慎かしらん

*2:統計演算したわけではないです。最小二乗法ですらない。絵描きツールにて目分量で線を引いただけw でもこれだけきれいに直線にのってるんでオーダーで間違えるって事はないでしょ。