新型ウィルスとマスク

どうも最近、北米では誰も「マスク」をしていない、という話を聞いたり読んだりする。米国からの帰国者とかブログとかで。日本人の過剰反応といった文脈で。

新型ゆえに免疫を持つ人も無く、そのうえ感染力が強いらしいとはいえ、呼吸器系に選択的に侵入する従来タイプのウィルスという事で、騒ぎすぎといわれればそうかもしれないとは思う。*1

ただ、それを「マスク」を指標に言われれば、ちょと違うんじゃないかなとも思う。

そもそも、日本以外の国で風邪予防に「マスク」をする国って、そうないのではないか? もちろん、SARSとか鳥インフルエンザなんて場合は例外だけど。
これは習俗というか習慣の問題ではないかと思う。

日本でも昔は予防のマスクなんて習慣はなかった気がする。
すくなくともおいらが育ったウン十年前のイナカではそうだったような。
マスクをしてる人を見ると眼帯をしてる人を見るくらい目立っていたような記憶。*2
マスクをしてる人を見ても奇異に感じなくなったのは花粉症の蔓延以降じゃないかしらん。

ちなみに「うがい」も日本以外では、ないわけじゃないけど、日常的な行為では無いらしい。
[医療行為(en.wikipedia)]。

たしか『イギリス人はおかしい―日本人ハウスキーパーが見た階級社会の素顔』というエッセイで読んだのだと思うんだけど、著者が外出後のうがいをしていると、友人の客の医者までが興味を示し人種的な咽頭構造の違いがあるか調べたいからもう一度やってみてくれ、なんて頼まれるシーンが出てくる。

毎日、帰宅時にうがいをしていたら「日本人は大げさ」と言われたら、それは違うと言いたくなりません?

上記エッセイを読んだ後ぐぐってみたら、水道水うがいによる風邪感染率の低下は40%くらいとかいう疫学調査の記事を見つけた。
もっとも、それ以外には見つけられなかったので追試の結果とかは知らず。

マスクによって吸気への加湿効果等によって(?)インフルエンザへの子供の罹患率はなんと5分の一くらいまで低下したそうな。ユニチャームと関西大学の調査だけど。

ま、郷に入れば郷に従う日本人ゆえ、滞米中に目立ちたくないって心情は理解できるけど、「過剰反応」ってのはどうかなあ。

*1:ただ従来型という事で、これから冬に向かう南半球、特に南米は注視したい気がする。北半球ではこの冬、および次の冬くらいがピークになるのではないか。弱毒型とはいえ、抵抗力が小さい人や幼児や老人など抵抗力が弱い家族と同居している人は用心するにしくはないかと。

*2:子供ゆえの勘違いかも知れんけど。