日本人の「羨ましいほど健康なライフスタイル」(フィナンシャル・タイムズ)って

危ないほど低い出生率と、羨ましいほど健康なライフスタイルと高度な保健医療が相まって、日本の人口は急速に高齢化すると同時に縮小しつつあるからだ。

日本の財政の脆さ 少子高齢化という時限爆弾

いまやコンビニ弁当とか肉ばっかじゃん。
バランスの良い伝統的な幕の内は滅びつつある。
コンビニ弁当は売れ筋を研究し尽くして選択しているのだろうから、これは、単純に日本人の最大公約数の志向が「羨ましいほど健康な」食生活からは大分乖離してきている事の左証だろう。
ハンバーグ+塩焼肉+海老フライ+炭水化物(ポテトかパスタ)、それに御丁寧にマヨネーズ付きなんて弁当がほとんどのような。
(女性向けであろう、妙に量が少ない「××品目のなんとか」ってのも売ってるけどね)

しかもこのところ値段と一緒に質が落ちてきている気がする。
デフレの行きつく先を案じさせるようでやな気持ちになる。


行きつくところはここですか?

米国中西部を旅すると、米国民の平均的な食生活を垣間見ることができる。どの町に行っても、全く同じ5〜6種類のファストフードの店しか外食する場所がない。ハンバーガー、サンドイッチ、ピザ、フライドチキン、アイスクリームと決まっていて、ほぼ同じ有名チェーン店の顔ぶれが並び、大きな看板が町の個性を消してしまっている。

どの町にも、郊外には野球場ほどの大きさのスーパーマーケットがある。しかし、新鮮な野菜や果物を求めて入ると、青果コーナーは売り場面積が非常に小さい。鮮度も悪く、種類も限られている。

(略)

このような環境で暮らしていれば、当然、肥満や慢性疾患などで悩む人が増えてくる。そういう人たちにダイエットさせるテレビ番組があった。驚いたのは、番組に出演する一般の参加者全員が「記憶のある限り、新鮮な野菜を食べたことがない」と答えていたことだ。

JBpress 『体格で一目瞭然、米国社会に健康「格差」』