砂漠で水を掘り当てたら

ドイツ銀のラスベガス・カジノ、資金面で水面下―実際に冠水の恐れも

11月16日(ブルームバーグ):独銀最大手、ドイツ銀行が差し押さえによって自分の物にしたラスベガスの複合施設、コスモポリタン・リゾート・アンド・カジノは、現時点で完成が2年遅れ、工費も計画から20億ドル(約1800億円)超過し、1社の貸し手が抱えた物件としてラスベガスでは最も高くつくプロジェクトになっている。資金面で水面下に落ち込んでいるばかりか、物理的にも冠水してしまった。

  ドイツ銀は昨年、資金繰りに行き詰った開発業者のイアン・ブルース・アイクナー氏からこの物件を差し押さえた。同物件は作業員が砂漠の底にある帯水層を掘り当ててしまい、24時間ポンプで水をかい出すとともに防御壁を建設することが必要になった。

  複合施設の中のコンドミニアムの買い手や販売業者からは既に、完成の遅れと設計変更をめぐり複数の訴訟を起こされている。しかも、ラスベガスのカジノの収入は記録的な落ち込みとなっており、住宅価格とホテルの予約も低迷している。


噴水ショーのベラッジオも羨むような水資源な気がするけど、建設不能になっちゃ話にならんのだろね。


こういうのって水ビジネスのネタにならんのかね?
水ビジネスに方向転換してカジノ建設やめちゃったら、無駄になった初期投資は文字通りサンクコストだね(はあと)


掘り当てたのがロッキーの雪解け水とかコロラド川の伏流水みたいな再生可能な性質のものか、それとも汲んだら終わりの貴重な化石水なのかも興味深いところ。