消費税上げはインフレと等価?

id:himaginaryさんの日記に「賃金カットは総需要を減らすか?」というエントリが上がっていた。

それで「名目金利固定」条件では、

名目金利が一定と考え、価格下落がそのまま内生的に名目通貨供給の収縮につながると考えると、AD曲線は垂直になり*3、クルーグマンが正しいことになる。つまり、価格下落は総需要に対して一次的な効果を持たず、クルーグマンの指摘するような実質債務の増加やデフレ期待の定着(とそれによる実質金利の上昇)といった二次的な効果によって実質総需要は減少することになる(この二次的効果を含めて考えれば、AD曲線は右上がりといえる)。

なんだそうな。
これって、90年代の日本にまさに起きてた事??
ゼロ金利で「固定」だったし。

で、もう二つ上がってるうちの条件のひとつが「将来価格固定」で、

また、インフレ目標制度により、1〜2年後の価格が一定であることが確実ならば、AD曲線は今度は水平となる*5。その場合に賃金や価格が下落すれば、労働需要や総需要が無限に大きくなると同時に、中央銀行は、価格を目標水準に戻すためにあらゆる手段を用いて金融緩和を行なう。

とか。

それで、思いついたんだけど、今後10年間、毎年政府が消費税を上げるって宣言するのはどうですかね? つうか、10年間の時限立法法案を成立させる。
需給ギャップが確実な間は、「1〜2年後の価格が一定であることが確実」だろし。
前回5%に消費税を上げたときは駆け込み需要が大きかったし。後の反動も大きかったけど、毎年上がるのが確実なら…。
税収見通しもアップして財政規律にも資するから財政均衡論者にも御納得いただけるし、高齢化社会に備えてどうすかね??
日銀が出来ないインフレ目標もばっちりクリア。

で、とりあえずは大不況で財政均衡なんていってられなくなるだろうから、定額給付金(徒然なる数学な日々)ばら撒く(科学信仰)
これで有権者も御納得。

こうしてみると、鳩山さんじゃなくて増税論者の岡田さんにやってもらいたかったかな、民主党党首。

どんとはれ。