金融・財政政策を組み合わせた場合

インフレ期待が醸成されない中でヘリコプターマネーを投入し続けると、(政府の赤字と引き換えに)いろんな個人・法人にお金が溜まっていき…
(この状況は日銀にとっては悪夢そのものですね。国債暴落・貨幣価値喪失を避けつつ流動性吸収する手段が失われる。絶対に日銀単体では、というか日銀官僚にはやれない政策。インセンティブがない。ここは政治主導で、日銀には責任ありません、なんか起こったら政府の責任という形の立法をおこなうと仮定)


で、ある臨界点を越えた時(バーナンキの背理からして、越えない訳がない。遅いか早いかの違い)*1で高インフレ、あるいはスタグフレーションに陥ると。


そのとき人々は流動性選好をいきなり無くすわけだけど、その時点で需給ギャップがなお存在しているとすれば…
日本人は資産保全のためにどういう行動を起こすんだろう。
投機?
不動産購入?
外貨投資?
当然金利も上昇するわけで、預金が嵐のように逃げ出す気もしない。


なんか70年代の石油ショック・インフレ程度に収まるような気がすごいするんですけど。


どうなんでしょね?

*1:この時期を早めたいなら政府紙幣が有効な気がする。日銀券より世間の信用低くなるだろうから。これは理屈ではなく「庶民感覚」で。「美人投票的」に考えて