こんな時代は長く続かない(持続不能)

上のエントリで「今じゃ中国人もやってるけど。人民元のドル・ペッグはどんどん難しくなってくだろうね」と書いた時に思い出したんだけど、
チョコエッグが流行ってた頃(2001年くらい?)、こんな精密で、特に丁寧な彩色を人手で施してる模型が150円弱で手に入る時代はそうそう長く続くはずがないと思ってた。
で、その後、小額ながら中国株ファンドを買ってそれなりに儲けさせてもらったりしたけど*1


さすがに海洋堂のオマケ模型も最近はあの頃のパワーはないねー。


ところが、こないだジャスコに行ったらルクルーゼみたいにキレイに塗装したテフロン片手鍋が980円なのな。
思わず買っちゃった。もちろんmade in China
で、さらに鍋コーナーを見てたら国産雪平鍋が580円とかなの。

けーきが良かった昔なら、おお、技術進歩の賜物じゃとかかんどーしたと思うんだけど。
今は素直にかんどーできないよね。
デフレだから。


これって貨幣錯覚?


てか貨幣錯覚をなめるな!

  • A国は毎年5%のデフレに苦しんでいる。
  • a社もその例外ではなく、雇用を守るため平均給与30万円から1万円賃下げして29万円にした。
  • B国は毎年10%のスタグフレーションに苦しんでいる。
  • 平均給与30万円のb社もその例外ではなかったが、従業員の労に報いるため、なんとか1万円のベースアップを確保した。

多分b社の経営陣は賞賛されることはないだろうがその経営努力を好感され、a社の経営陣は無能をなじられるだろうな。


そしてA国では皆が不安を感じて貯蓄に励むことで貨幣流通速度を下げ、経済をさらに縮小させると。
んで、B国では貨幣が目減りする前に消費してしまうとか資産価値を守る商品を買って貨幣流通速度を上げると。


どっちが好き?

*1:さらにあとで、中国様が発展するなら間違いなく資源問題になると思って買った資源関連ファンドがリーマンショックで大損害だったんでおいらの投資利益はマイナスなんだけどね